米国時間10月26日午後、米Appleが最新のMac OS 10.5「Leopard」を発売した。ニューヨークのマンハッタンは、雨が降って風が吹き、肌寒いあいにくの天気となってしまった。しかし、それでも5番街のApple Storeには何百人もの人が、新OSを手にしようとゴアテックスのジャケットや傘を片手に集まった。
雨交じりのイベントを取材していた別の記者は列を見て「狂信的だ」とコメントする。
Leopardのために列に並んだ人たちは、熱狂的なAppleファンと、早めに製品を手に入れたいと考える人と、半分ずつに分かれていた。発売時刻の午後6時になってApple Storeの店員が顧客を中に案内すると、顧客はすぐさまレジに向かったため、列は(6月のiPhone発売時のように)速く進んだ。
列の先頭に並んだのは、近くのCardozo School of Lawに通う20代のBob Greenleesさん。事前予約に申し込んで配達してもらうこともできるのに、なぜわざわざ列に並んだのかと尋ねると、「これは現実の出来事だから」と述べる。「5番街にあるAppleのフラグシップ店での出来事に参加したい。しかも、今回は列で3日間も過ごさずに、店舗前に並ぶチャンスだ」(Greenlessさん)
Greenlessさんは手にした製品と一緒に写真を撮ると、すぐに帰宅してこれをインストールすると述べた。列には午後2時半から並んだという。
列の9番目に並んだManhattan CollegeのSteven Mirandaさんは「フリーのTシャツが目当て」と述べる。Apple Storeは列に並んだ最初の500人にTシャツをプレゼントするキャンペーンを展開しており、このTシャツというのが、Appleファンにはたまらないプレゼントとなっている。筆者はMirandaとその友達数人にWall Street JournalのテクノロジコラムニストWalt Mossberg氏が書いた記事について、感想を聞いてみた(編集部注:同氏は記事でLeopardが「漸進的だけれど、革新的でない(evolutionary, not a revolutionary)」リリースだと述べている)。
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