次のウェブをどう定義するか:構造化ウェブの始まり

文:Alex Iskold 翻訳校正:吉井美有2007年10月30日 08時00分
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 ブログ界には次のウェブの基本性質に関する議論が浮上している。Tim O'Reillyは何にでもバージョンを付け、「Web 3.0」などと呼ぶ流行を批判するシグナルを送っているが、とにかく次に何が来るかについては合意は得られていないのが現状だ。わたしは、次に来るのは1つのものではなく、いくつかの大きなテーマによって特徴づけられると考えている。

 ウェブの新しい進歩には、セマンティクス、アテンション(無意識的な行動)、個人化がある。次のウェブをどう呼ぶかはともかくとして、そこでの情報はより意味があり、より自動的で、われわれひとりひとりに合わせた動きをするものになる。

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 次のウェブの進化で欠かせないのは、構造化された情報の取り込みという要素だ。この概念はわれわれ人間にとってはあたりまえのものだが、コンピュータにとってはそうではないという事実を完全に見過ごしてしまっている。人間がAmazonで書籍を見るとき、その人は本を見て、同時に著者、ISBN番号、出版社、出版日を見る。コンピュータにとっては、AmazonのページはHTMLのかたまりに過ぎない。ただし、ウェブ上の情報は、だんだん構造化されたものになってきている。そのプロセスは、次のようないくつかの大きな動きからなっている。

  • APIの流行
  • 既存データ上で実行される個別アプリケーションの増加
  • 古典的なセマンティック技術とマイクロフォーマットの増加
  • 情報配信メカニズムとしてのRSSの普及

 この記事では、これらの動きが全体としてより構造化されたウェブを作っていくことを見ていく。

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