災害はソーシャルなものである:多くの人々に影響を及ぼし、状況やロケーションにより、偶然の出会いがある。2週間前にLaughing Squidの創業者であるScott Beale氏と夕食を共にしたが、そのとき彼はこう言った。「次に災害が起こったときにはTwitterが使われる」。まさにその通りだと思った。お互いに連絡し合い、情報交換することを切実に必要とする人々をサポートするのに、Twitter のようなソーシャルメディアサイトがこれほど有効に利用される場面はないだろう。
それでは現在の災害である南カリフォルニアの山火事(航空写真)では、ソーシャルメディアはどのような活躍を見せているか?
Center NetworksでAllen Stern氏が報じているとおり、YouTubeやFlickrといった多くのソーシャルメディアサイトが、山火事関連の見応えのあるコレクションを有している。これは避難の最中にはあまり役に立つとは言えないだろう。しかし住宅保有者たちが、保険会社との対応を始めざるを得なくなったときに、これらのビジュアルな報道を無視するとも思えない。
Wikipediaの南カリフォルニアの山火事に関するページは頻繁に更新されているが、現場の情報を必要とする人々にとっては便利というよりは百科事典的なものである。
MashableのMark Hopkins氏は、この山火事で最も便利なソーシャルサイトは実はTwitterであると指摘する。KPBSとL.A. Timesは独自のTwitterフィードで更新情報を発信している。(Twitterでは、KPBSNewsとLATimeFiresを「follow」すればよい。)これらはプロが収集したニュースフィードであり、主流メディアはここで人命に関わる最新情報を送り続けることで、一般の信頼を獲得することに大いに成功しているようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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