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MS会長B・ゲイツ氏の退任後の役割と残されたタスク - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2007年10月22日 17時42分
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 Gates氏が長年温めてきたプロジェクトの多くは未だ日の目を見ていない。Microsoftの「Smart Personal Object Technology(SPOT)」を使ったデジタル時計はマニア向けのおもちゃに留まっており、SQLペースのまったく新しいWindowsファイルシステムは、「Longhorn」の名称がVistaに決まった際、切り捨てられた。しかし、他方には、インターネットテレビや「Xbox」のように、長年の投資の後、ようやく利益が上がるようになったビッグプロジェクトもある。

 Gates氏は、Microsoftは時期尚早のアイデアに投資したこともあると認めたものの、こうした分野の投資は正しいと述べている。

 「新たなソフトウェアへの取り組みが早すぎて困ることはない。手遅れにだけはなりたくない」

 さらに、これらの新しいコンピュータの操作方法については、重要ではあるが、まだ正当に評価されていない、と主張する。

 「ナチュラルインターフェースは次第に注目されるようになっているが、おそらく、現在デジタル革命で最も過小評価されているものだ」とGates氏は述べている。

 コンピュータの新しい操作方法の中で、最も早く支持を集めそうなのが、指の動きを利用して画面のオブジェクトを操作するマルチタッチである。Microsoftはこの機能を同社のハイエンドテーブルトップコンピュータである「Surface」に搭載したが、Appleは「iPhone」や「iPod touch」といった主力製品にこのテクノロジを導入している。

 「Surfaceのタッチ機能を知った人達は、iPhoneに触れたときと同じように息をのんで、こういうだろう。『ああ、なんて自然なんだろう』」(Gates氏)

 会議用テーブル、オフィスのホワイトボード、さらには寝室の鏡がいつの日か、インテリジェントなコンピュータ画面に置き換わるとGates氏は述べている。

 「5年後、10年後には、テーブルが場所を陣取っているだけで、何の役にも立っていないことを疑問に思うようになる」(Gates氏)

 Gates氏の強みは、これまでバラバラだったことをどうすればテクノロジでひとつにまとめ上げられるかを同社に示せることだと、Pall氏は述べている。「彼は、何を結びつける必要があるかを見極め、実際に結びつける段階へと進み、Microsoftの社員や業界が結びつけられたものを正しく導入できるようにする能力に長けている」

 Gates氏が非常勤勤務になった後に取り組む見込みのあるそのほかのプロジェクトについて、Pall氏は「今おもしろいと思う分野は検索だ」と述べている。

 MicrosoftはGoogleと激しいバトルを繰り広げており、この分野の研究に多大な労力を注いでいるにもかかわらず、Google、Yahooに続く第3位に甘んじている。

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