Intelは今週、同社が市場における支配的地位を乱用したという欧州委員会の見解に対応するためにはさらなる時間が必要だとし、同委員会の反トラスト規制当局に猶予期間の延長を要請したことを明らかにしていた。だが、今度は欧州委員会がさらなる時間が必要だという。
欧州委員会の広報官であるJonathan Todd氏によると、同委員会の審査官はIntelの猶予期間延長要請に対する決定を現地時間11日に行うとしていたが判断にはさらに時間が必要であることが判明したため決定を19日までに延期したという。
この猶予期間延長要請に対する延期により、同社には思わぬ形で猶予期間の延長が転がり込んだことになる。
ともあれ、同社が対応にさらなる時間を要する理由は理解できる。同委員会の異議告知書に概説されている同社に対する見解は3点から成る。
これに対して、同社は、自社の営業活動に対する誤認があり、この思わぬ猶予期間の延長により、もう少し時間をかけて対応をまとめることができるだろうと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス