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注目の3D対決--映画館を支配するのはREAL D?それともドルビー? - (page 2)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:アークコミュニケーションズ、大久保崇子、國分真人2007年10月18日 16時00分
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 同氏によると、2009年には3D映画の視聴者数が2D映画のそれを10%上回り、観客は入場料を3.50ドル多く払ってでも3D映画を選ぶようになるだろうという。映画館にとってこれは、2011年までのチケット総売上の約5分の1に当たる、3億〜4億ドルの追加収入を意味する。また3D機器を備えたスクリーンの数が、2010年までに7000に急増するだろうと予想する。

 3D映画に関しては、ホームシアターが映画館に遅れをとるというのが大半の予想だ。Dolbyのイメージテクノロジ担当シニアディレクタ、Dave Schnuelle氏は「(ホームシアターが技術面で映画館に追いついたとしても)最大の問題は、小さな画面で見る3Dには大きな画面で見るほど迫力がない。つまりどっぷりとつかった、イマーシブな体験ができないということだ」と語る。

 3D技術には、著作権違反を防げるというメリットもある。Dreamworks AnimationのCEO、Jeffrey Katzenberg氏は次のようにコメントしている。「現在出回っている海賊版の9割は画面をビデオカメラで録画したものだが、3D映画をビデオカメラで録画することはできない」

 ただし、3D映画の将来を築く道は必ずしも容易ではない。

3D技術の概要

 REAL DとDolbyの技術はともに基本的なアイデアは同じで、画像に奥行きがあるかのような錯覚を視聴者に与える。見る者の左右それぞれの目に対して微妙に異なる画像を見せることで、現実の世界と同じように、視聴者の脳内で3次元画像を再構築させるのである。

 どちらの技術でも、右目と左目のそれぞれに正しい映像が届くようにするための3Dグラスが必要だ。REAL Dが円偏光タイプの3Dグラスを使用しているのに対し、DolbyはInfinitecからライセンス供与されたカラーフィルタ技術を採用している。そしてプロジェクタで右目用の映像と左目用の映像が振り分けられ、毎秒144回のペースで映像が切り替えられる。

 Dolbyで製品とテクノロジを統括するTim Partridge氏は、「(この新しい手法のおかげで)1950年代や1970年代に問題となった目の疲れは起こらない」と語っている。

 Dolby 3Dでは、ランプとデジタルプロジェクタの間にあるCDサイズのホイールを回転させることによって、右目用と左目用の、RGB(赤、緑、青の3原色)の波長が異なる2組の映像を交互に切り替える。ホイールはムービーフレームごとに6回転し、デジタルプロジェクタと同期化されてそれぞれの目に適切な映像を見せる。

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