Zohoは米国時間10月3日、もうひとつのオフィス生産性アプリケーションをそのオンラインスイートに加えた。完全なオンラインデータベース「Zoho DB」である。
これはAccessなどのデータベースの利用者が親しんできた機能を多く備えた見事なアプリケーションである。複数の情報の表で構成される複雑なリレーショナルデータベースを作成し、ビジュアルクエリビルダを使ってデータの検索ができる。このツールはSQLクエリにも対応している。
世間の多くがそうであるように、(「Excel」のような)スプレッドシードを使っているのなら、Zoho DBのような本格的なデータベースの習得には骨が折れるかもしれない。Zoho DBでは、スプレッドシートのような表ひとつから始め、そこからデータベース機能を加えていくようになっているので、多少の助けになる。しかしチュートリアルやもっと充実したヘルプテキストがほしいところだ。
Zoho DBは完全にウェブベースのアプリケーションであり、そのことが最善の形で示される。Zoho DBで作成されたレポート、グラフまたは表のビューはすべて、個別の静的URLと組み込みコードを与えられる。Zoho DBを利用して強力なアプリケーションを作成し、それをリアルタイムのデータ収集や表示のためにウェブサイトに組み込むことができる。これはオフラインのアプリケーションではできない技だ。
とはいえ、このアプリケーションを試したときには2、3の障害に出くわした。スプレッドシートデータをインポートしてデータベースの作成を始められるというが、実際にはExcelファイルそのものをインポートすることはできない。CSVフォーマットに変換するか、データをカットアンドペーストする必要がある。これは転送するデータのリッチさを制限する。また、Zohoにはもうひとつ素晴らしいアプリケーション「Zoho Creator」がある。これはリッチデータのインプットフォームを構築する「Wufoo」のライバルだ。私はCreatorのデータをDBに取り込む方法がわからず、腹立たしかった。ZohoがCreatorとDBをまもなく統合させることを期待する。
「DabbleDB」も参照されたい。
他にもZoho DBの記事は次に掲載されている:「TechCrunch」「ReadWrite Web」「Mashable」 「Center Networks」。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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