電気通信事業者Verizon WirelessがV Cast Mobile TVサービスを開始したのは2007年初めのこと。当初は話題になったが、やがて熱は冷め、気味が悪いほどの静寂が続いていた。既存端末のVX9400(LG電子製)やSCH-U620(サムスン電子製)を超える携帯情報端末が待たれていたのだ。
そして、米国時間9月28日午前、VerizonとMotorolaがMOTORIZR Z6tvを発表し、消費者はもはや待つ必要がなくなった。おなじみのスライド式で魅力的ともいえるRIZRの新機種Z6tvは、単にMobile TVをサポートしているだけではない。十分に満足できるテレビ機能に加え、Bluetooth、2メガピクセルのカメラ、拡張用メモリスロット、デジタルオーディオプレーヤーを備えている。旧機種のZ3よりわずかに大きく、既存のV Cast Mobile TV対応端末と同様、ディスプレイを横にしてテレビを見ることができる。だが、表示色は既存端末が26万2000色なのに対して6万5000色。試用機で、このことがビデオ品質にどう影響するのかチェックする必要があるだろう。
ただし、MOTORIZR Z6tvがお勧めなのはV Cast Mobile TVの視聴可能地域に住んでいる人たちだけだという点に注意する必要がある。それ以外の地域(サンフランシスコを含む)では楽しみはお預けだ。MOTORIZR Z6tvの発売は10月5日で、サービスと割り引き込みで179ドル。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス