私はWebexのウェブ会議製品が好きではない。GoToMeetingの製品もしかりだ。これらのツールを使ったオンラインデモに参加するように招待されることが多いが、両プログラムとも過剰にリソースを食うために、プロセスが遅くなり、プレゼンテーションを見ながらPC上でメモをとるという作業が難しくなる。しかし本当に気に障るのは、こうしたデモに私を招待している人々は、これらのアプリケーションに大金を払っているということだ。そんな必要はないはずだ。画面の共有と会議の機能は必需品となりつつある。例としてこれらの記事を見てほしい。
「DemoFall」カンファレンスでは、この市場に参入する製品がさらに2つみられた。最も興味深いのは「DimDim」で、無料でオープンソースの会議とスクリーン共有アプリケーションであり、かなりの柔軟性があるようだ。Flashベースのサービスにプレゼンテーションファイルをアップロードすればそのファイルの共有が可能となり、その場合は誰もコードをダウンロードする必要はない――実によいことである。あるいは、スクリーンを共有したければ、プレゼンター自身は少しばかりのダウンロードを必要とするが、他の参加者は必要としない。本サービスではまた、動画やオーディオの会議も提供する。またはオプションにより、電話経由で、無料のカンファレンスブリッジも提供する。
自社のラベルをDimDimに入れたいとき、または企業のサーバにインストールしたい場合は、ライセンス取得のために料金の支払いが必要となる。しかしそれ以外はDimDimのホスト上で運用している限りは無料である。
そしてもうひとつの無料のスクリーン共有アプリケーションが「Yuuguu」だ。これはどちらかというと、友好的なオフィスの体験を、実際にオフィスにいない人々のために再現したようなデザインとなっている。これはインスタントメッセンジャーのように仲間のリストに基づいており、利用するためにはダウンロードが必要となる。しかし仕事仲間がオンラインでありさえすれば、スクリーンの共有やボイスチャットが簡単にできる。
これらのツールを本当の会議に使ったことがないので、スピードや安定性については保証することができない。しかし彼らがやろうとしていることが好きだ:大げさな既存の高価な製品に対し、新しいスリムで手ごろな価格モデルの製品で対抗しようとしていることだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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