創業4年目のベンチャー企業であるMercoraは、「Social.FM」としてリブランディングを図ろうとしている。Social.FMというブランドは次の2つを実現する。1つ目がウェブウェア的な響きをもつこと、2つ目がサービスを的確に表現することだという。
Mercoraはこれまでインターネットラジオサービスを提供してきたが、2006年にスマートフォン向け音楽ストリーミングサービス「M」を開始した。このサービスは、サブスクリプション形式で年額50ドルとなっている。ユーザーは、携帯電話で自分のPC内にある楽曲をストリーミングできる。また、最大で友人5人の楽曲にもアクセスできる。
しかし、同社がこのたび提供するサービスは無料となっている。そして、インターネットではやりの言葉である「ソーシャル」をサービス名に取り入れた。最新サービスの名称は「Social.FM Web」という。ユーザーが「Social.FM Network」内で、サイトにログオンし、特別に作成された音楽チャネルと個々の楽曲を共有できる「ソーシャル音楽検索サービス」である。同社によると、これまでのところ、ユーザーによりアップロードされた楽曲数は350万に上るという。
同社はまた、最新サービスで開発者の関心を引き、ウィジェットやアドオンサービスの開発につなげることも期待している。Social.FM Webは、Adobeの「Rich Internet Application」(RIM)フレームワーク技術で開発されており、Mac OS XとLinuxもサポートするという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」