「ウイルスバスター2008」が発表--サイト評価情報活用の3段階保護機能搭載

 トレンドマイクロは9月11日、総合セキュリティソフトの最新版「ウイルスバスター2008」を発表した。ダウンロード販売(4980円〜)は10月19日から、パッケージ販売(5980円〜)は10月26日から開始される。

 ウイルスバスターは、ウイルス対策、スパイウェア対策、迷惑メール対策、パーソナルファイアウォールなどの機能を搭載した統合セキュリティソフト。最新版となる2008では、従来のパターンファイルによる対策に加え、新しいアプローチ方法である「ウェブレピュテーション技術」と「不正変更の監視機能」を組み合わせる「3段階プロテクション」を実現した。

 これらの機能は、犯罪化する、ウェブからの脅威に対抗するためのもの。ウェブレピュテーション技術は、ドメインの安定性をはじめとする各種情報を基準にしたレピュテーション(評価情報)により、ウェブサイトへのアクセスの安全性を提示する。この技術とURLフィルタリング機能が連携することで、アクセスする危険性の高いウェブサイトをページごとに制御する。

 不正変更の監視機能は、「ウイルスバスター2007 トレンド フレックス セキュリティ」に搭載されていた「不審ソフトウェア警戒システム」を強化したもので、疑わしいプログラムによりシステム領域が改変される前に検出を可能にする。

 このほか、ウイルス対策エンジン、スパイウェア対策エンジンそしてルートキット対策ドライバを統合させた、PC内の全検索時間の約20%削減(ウイルスバスター2007と比較)を実現、メモリ使用量を約50%削減させるなど軽快な動作が可能になったとしている。

 ウィザード画面に従い、ユーザー登録とネットの接続を設定するだけでインストールが完了できるなど、操作性も向上している。トレンドマイクロでは今後1年間で、ウイルスバスターシリーズで800万ユーザーの新規販売・更新を目指すとしている。

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