SD5後部にある十字キーを押すと、液晶モニタにアイコンが表示される。ここでは12個の機能を選択でき、設定を変えることが可能だ。わざわざメニューを表示しなくても操作できるのは初心者ならずともありがたい。
動画用の暗所でもカラーで撮影できる「カラーナイトビュー」、肌色をソフトに映す「美肌モード」、逆光を補正する「逆光モード」といった使用頻度の高いモード撮影を、ワンボタンで切り替えられるのはかなり便利だ。静止画に関しても、「マクロ」「セルフタイマー」「フラッシュ」などの切り替えがここでできる。
撮影をしてみるとズームやパンなど、画角全体が大きく振れるような撮影でも、動きがシームレスでカクカク感がまったくないことがわかった。さすがはハイビジョンといったところだ。また、ズームや歩きながらの撮影では、手ぶれがかなり軽減されているのも驚いた。もちろん手ぶれが完全に解消されているわけではないが、手ぶれに関してそれほど気を使わずに撮影したわりには、見やすい映像が撮影されていた。
明け方に近く、真っ暗闇という状態ではなかったが、カラーナイトビューモードでの撮影も体験。かなり暗い場所を想定しているのか、必要以上に明るい画面になってしまった。子供が寝ている部屋やろうそくの明かりが光源となる誕生日などで活躍できそうだ。ただし、さすがに解像感は落ち、動きも滑らかさを多少欠いてしまっている。
前モデルと比較して、唯一スペックダウンしたのが音声だ。前モデルまでは、5.1ch記録ができたが、SD5は2ch(ステレオ)のみ。再生にサラウンドシステムの環境が必要な5.1chだが、やはり無くなってしまうと寂しいかぎりだ。ズームマイク機能は健在なので、指向性の強い音声収録も可能になっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス