ネットレイティングスは8月28日、2007年7月度のインターネット利用動向に関する結果をまとめ、発表した。この調査は、Nielsen//NetRatingsが契約顧客に対して提供しているインターネット利用動向情報サービス(NetView AMS)のデータを基にしたもの。
調査結果によると、ネットレイティングスが提唱し媒体価値を測る新しい指標として注目されている「総利用時間(Total Minutes)」から主要ポータルの利用チャネル(コンテンツグループ)を見た場合、その利用時間構成比に大きな違いのあることが明らかになった。
Yahoo! Japanは、オークションが総利用時間の26%を占め、トップページの利用時間を上回った。各ポータルともメールサービスが上位に来ており、特にMSN/Windows Liveでは、全体の34%がメール利用に使われていた。
またGoogleでは、最近新しいサービスを追加しているものの、圧倒的に検索が利用時間を占めていた。一方、gooはブログや「教えて!goo」などのCGMコンテンツが上位に上がっているのが特徴的となっている。
同社代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「今回のデータでは各ポータルサイト利用者が、実際どのコンテンツに時間を費やしているのかが一目瞭然で、改めて媒体価値を明示している。一方、共通して利用時間の上位に入っているメール、検索、ニュースは、ポータルサイトの媒体価値の形成に欠かすことのできないチャネルになっている」と述べている。
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