Adobe Systemsは8月22日、「Adobe Flash Player 9」の最新アップデートの提供を開始した。
Adobe Flash Player 9は、Blu-RayディスクやHD-DVDでサポートする映像圧縮規格のH.264や、音声圧縮規格であるHigh Efficiency AAC(HE-AAC)をサポート。最新のハードウェアやマルチコアを利用したフルスクリーンビデオ再生を含んでいる。これらの新機能により、Adobe Flash Playerを使って、HD品質のビデオコンテンツや、高品位のオーディオコンテンツの配信が可能になるとしている。
なお、「Adobe Premiere Pro」と「Adobe After Effects」は、すでにH.264のエンコーディングをサポートしており、今回のアップデートにより、Adobe Flash PlayerでのH.264再生が可能となった。
Adobe Flash Player 9アップデートのパブリックベータ版は、Adobe Labsから無償でダウンロード可能だ。最終版は2007年秋にアップデートの形で公開する予定となっている。
また、H.264コーデックをサポートした「Adobe Flash Media Server」と、「Adobe Flash Media Encoder」については、オランダ、アムステルダムのRAIエキシビション&コングレスセンターにて、9月7日から11日に開催される「2007国際放送機器展(IBC)」、および9月30日から10月3日に、米国シカゴで開催される「Adobe Max カンファレンス」、ならびに11月1日から開催される「MAX Japan」において、デモが行われる予定。
さらに今後、「Adobe Integrated Runtime(AIR)」のほか、「Adobe Media Player」など、Adobe AIRを使って開発されたアプリケーションでもサポートを予定している。
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