NTTデータなど、4Kデジタルシネマを分散環境で画像化するプロジェクト開始

 デジタルハリウッド大学大学院とNTTデータは8月2日、「関ヶ原の合戦」を題材にした4K(約800万画素)の映像を分散コンピューティングプロジェクト「cell computing βirth」を利用して分散レンダリングを行う「sekigaharaプロジェクト」を開始すると発表した。

 同プロジェクトは、2005年度文部科学省科学技術振興調整費により採択された「次世代超高精細度映像のためのCG映像制作環境の研究」として、デジタルハリウッド大学大学院、フジヤマと共同で実施しているプロジェクトの一環。

 今回、分散レンダリングが行われる映像は、次世代のデジタルシネマ標準フォーマットとされる、4Kデジタルシネマで、解像度はハイビジョンの約4倍の約800万画素で制作されている。

 同プロジェクトでは、ネットでボランティア参加者を募集。CG制作で計算量が多く、時間のかかる処理をcell computingを利用して、分割して配布し、ボランティア参加者のPCでそれぞれに行った計算結果を集めることで、分散レンダリングを実現し、超高精細度映像の制作への道を開く。

 同プロジェクトへの参加は、8月13日からデジタルハリウッド大学大学院のプロジェクトページで案内。参加希望者が利用するPCの必要な仕様を確認した後、cell computingのアカウントを作成し、メンバーソフトのダウンロードとインストール、同プロジェクトへの登録が行われる。また、参加者のPC環境により、あらかじめJava仮想マシンのインストールと設定が必要だ。

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