UPDATE Microsoftは米国時間7月19日、第4四半期の売上高が13%増、純利益が7.3%増だったことを発表した。
2006年6月30日締めの同四半期には、クライアント、サーバ/ツール、ビジネスの三大事業部の売上高と利益が2桁成長を達成していた。
四半期の売上高は133億7000万ドル。希薄化後の1株当たり利益は、アナリスト予想と一致の39セントだが、Xboxの保証期間延長による10億ドルの費用を含めると1株あたり31セントとなる。通年での売上高は15%増の510億ドル以上に達し、純利益は140億ドルを超えた。
同社はまた、2008年度の指標を上方修正した。同社は2008年について、「Windows Server」や「SQL Server」を含むサーバ製品のアップグレードに対する期待や、Xbox 360ゲーム機の売上から、売上高と利益の2桁成長を予想している。
Microsoftの最高財務責任者(CFO)、Chris Liddell氏は声明を出し、「今四半期の決算で極めて好調な会計年度を締めくくることができた。主力ビジネスが好調で、成長機会に向けた戦略的な投資も進んでいる」と述べた。
金融アナリスト向けの電話会議でLiddell氏は、Microsoftは2008年2月に「Windows Server 2008」や「SQL Server 2008」、そして、次期版「Visual Studio」を発表する計画だと述べた。
Microsoftの投資家担当Colleen Healy氏は19日、2007年初めに発売した「Windows Vista」は、消費者によるPC購入と企業顧客のアップグレードを受けて好調なスタートを切ったと述べた。Healy氏によると、同四半期に年間ボリュームライセンスを購入した顧客は25%増加したという。
このほかに好調だったのはCRMアプリケーションで、シート数は四半期で8万増加した。また、オンラインサービス事業における広告収入も33%増加したという。だが、同事業部はまだ黒字転換していない。
Liddell氏は、2008年予想されているPC出荷の増加により、Vistaへの移行が継続されることについて、同社では期待が高まっていると述べた。ここでは、消費者のPC購入が法人を上回ると予想されている。
Microsoftの幹部は、2007年9月に人気ゲーム「Halo 3」を出荷する予定であることにも触れた。Liddell氏によると、MicrosoftのEntertainment and Devices Divisionは2008年度に黒字転換を見込んでいるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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