Microsoftは米国時間1月25日、同社の事前予測を含め各方面の予想を上回る四半期決算を発表した。ホリデーシーズン中のPCの売り上げは、どうやら「Windows Vista」抜きでも痛手を受けることはなかったようだ。
Microsoftは12月31日締めの同社第2四半期について、125億4000万ドルの売上高から26億3000万ドル(1株あたり26セント)の利益を計上したと発表した。これに対し、前年度同期は売上高が118億3000万ドル、利益は36億5000万ドル(1株あたり34セント)だった。
Microsoftは10月に同期の予測を示し、1株あたり利益は22〜24セント、売上高は118億〜124億ドルになるとしていた。First Callによると、アナリストは利益が1株あたり23セント、売上高は120億8000万ドルになると予想していた。
Microsoftの最高財務責任者(CFO)であるChris Liddell氏は声明の中で、「この四半期の結果は、売上高の伸びが全事業部で指標の上限に達するなど、全面的にわれわれの予想を上回った。PCとサーバ市場が好調だったほか、幅広いビジネス展開とMicrosoft製品に対する消費者の需要が今四半期の売上成長を勢いづけた」と述べた。
さらにMicrosoftは、アップグレードプログラムに関連して16億4000万ドルの繰延売上を計上したことも明らかにした。同プログラムは、ホリデーシーズン中にOfficeや新しいWindows搭載PCを購入した顧客を対象に、「Office 2007」や「Windows Vista」への無料アップグレードを行うというもの。同社は、繰延売上を約15億ドルと予想していた。同社によると、繰延売上は約11億3000万ドル相当の利益(1株あたり11セント)になるという。
一方、Microsoftは今四半期の売上高を137億〜140億ドル、1株あたり利益を約45セントないしは46セントと予想しており、いずれの数字も繰延売上の影響が加味されている。First Callが集計したアナリストの予想では、利益が1株あたり46セント、売上高が139億8000万ドルだった。
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