手元に届いたRadiant G-MasterV Intel Editionの箱を開け、まず最初に驚かされたのが、実は本体ケースだった。そう、Radiant G-MasterV Intel Editionには、AntecのNine Hundredが本体ケースとして採用されているのである。Antecと言えばすでにベストセラーとなっているSolo、あるいはP182などの本体ケースを思い浮かべるが、Nine Hundredも負けてはいない。
Nine Hundredは基本的にゲーマー向けの本体ケースだ。正面から見て左側面パネルに、内部を「見せる」ための透明アクリル窓が用意されていることからもわかる。しかし、派手さを強調しがちなゲーマー向け本体ケースとは、一線を画するのがNine Hundredである。まず何より、直線を組み合わせてシャープなデザインと、シックなブラックは派手というより「シック」な雰囲気を醸し出している。
また、機能性に関しても、Nine Hundredの充実にぶりには驚かされるばかりだ。まず本体ケースにとって重要な内部の空調に関しては、上面に配置された排気用の200ミリ電動ファンが目立っている。さらにNine Hundredは、前面に120ミリ角伝導ファンを2基、背面に1基、計3基も搭載している。これだけでも空調に関しては重武装だと思うのだが、オプションで前面に1基、側面に1基、120ミリ角伝導ファンを増設できるというのだ。
それぞれの電動ファンには青色LEDが組み込まれ、黒い筐体と相まってクールな雰囲気を演出してくれる。また、すべてのファンが3段階に回転スピードを調整できるTriCool ファンとなっており、静音性もしっかり確保できるようになっている。もちろん夏場、暑い時などは回転数を上げて、空調を優先させればいい。
ドライブベイの充実ぶりも大きなポイントだろう。Nine Hundredの前面は通気性の高いメッシュ構造なのだが、その前面に計9基分の5.25インチドライブベイを装備している。ハードディスクは5.25インチドライブベイ3基分を使用する、脱着可能なHDDゲージに取り付ける。HDDゲージ1基に3.5インチハードディスクを3基装備できるので、それだけで6基のハードディスクを内蔵できる訳だ。もちろんフロッピーディスクドライブ用のドライブベイ変換トレイも付属している。
ほかにもNine Hundredは、ユニークな特長をいろいろ持っている。電源ユニットは底面に配置されるようになっているし、電源スイッチやフロントI/Oポートは、上面に配置されている。そしてスイッチ部の奥には、ちょっとした小物を置くスペースが用意されている(さらに奥に、Nine Hundredの特長となっている200ミリ電動ファンがある)。
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