さて、サイコムのRadiant G-MasterV Intel Edition(17万440円)だが、今回試用したモデルにはホットもホット、7月22日に発売されたばかりの最新CPUが搭載されている。そう、デュアルコアCPUの定番、Core2Duo E6850だ。動作周波数3GHz、FSB1333MHzと性能は大幅にアップしているが、低発熱となっている。メーカー製PCで採用されるまでにはタイムラグがあるので、すぐに使いたいとなればBTOマシンか、自作マシンに頼るしかない。
そのCPUを受け止めるのが、GIGABYTEのマザーボード、GA-P35-DS3だ。最新チップセットであるP35とICH9を搭載し、最新のCore2Duo、FSB1333MHzのCPUに対応している。技術的な特長としては耐久性に優れた日本製コンデンサの採用、発熱を抑える高効率フェライトコアの採用などがある。
しかもこのGA-P35-DS3、対応メモリがDDR2なのだ。現在、もっともコストパフォーマンスのいいDDR2メモリに対応することで、マシン全体のコストを抑えることができる。デュアルチャンネル対応は当たり前としても、DDR2 1066MHzをサポートしているので、多少コストをかければ、メモリ部分のパフォーマンスアップも可能だ。
オンボードでHD Audio、ギガビットEthernetなどを装備し、拡張スロット部分に取り付けるeSATA IIのコネクタも装備している。また、GIGABYTEならではの、充実した付属ソフト、ユーティリティーの存在も見落とす訳にはいかない。オーバークロックツールやシステム設定ツールなどなど。全体的に見て、極めて使い勝手のいいマザーボードである。
こうなってくると気になるのは、具体的なパフォーマンスである。そこでWindows Vistaの標準機能である、エクスペリエンス インデックスを調べてみた。試用したRadiant G-MasterV Intel EditionにはDDR2 800のメモリがデュアルチャンネルで2Gバイト、そしてビデオカードとしてGeForce8600GTが搭載されていた。
上記の状態でインデックスの基本スコアは「5.5」、最高の「5.9」が3項目という極めて優秀な結果を得られた。実際に使ってみても、Windows Aeroの状態で快適な動作スピードである。これならよほどの重い処理を行わない限り、ストレスを感じることはないだろう。
もちろんCPUのグレード、メモリ搭載量、ビデオカードなどはオーダー時、任意に設定できる。だが、Core2Duo E6850と2Gバイトのメモリはかなり快適なので、このあたりを基準にして、ほかのスペックを選択した方がいい。ちなみにサイコムのサイトでは、マザーボードも上位バージョンを選ぶことができる。選択肢として用意されているGA-P35-DS4なら、RAID機能を活用したり、2本のPCI Express x16(x16、x4)を使用できる。
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