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ウェブセキュリティ最前線--MSがデスクトップから学んだ教訓 - (page 3)

文:Joris Evers(CNET News.com)
翻訳校正:株式会社アークコミュニケーションズ、大久保崇子、國分真人
2007年07月12日 19時55分
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 セキュリティ担当部門が他部門や社員の監視に乗り出した当初、社員の間に動揺が広がったことは驚きに値しない。

 Boden氏は「当部門が2006年に推進した啓発キャンペーンの資料は機械的なイメージを採用したものが多いが、それは開発チームに対する厳格でよそよそしい態度を如実に表すものだった」とし、「我々は開発チームとの間に良好な関係を築きたいと考え、そのようなアプローチは取らないことにした」と述べている。

 今や開発チームとの関係は改善され、Boden氏率いるセキュリティ担当部門では地ビールやおつまみを交えた楽しい催しを定期的に主催するなど、社内の継続的なマーケティングキャンペーンに直接関与するようになっている。

 「Redhook、Mac、Jack'sなどの銘柄がそろうここ米国北西部ではビールには不自由しない」とBoden氏は笑う。

  Boden氏のセキュリティ担当部門はミッションこそ特異であるものの、17歳で高卒採用されたメンバーやコンピュータサイエンスの博士号を持つ経験豊富なメンバーなど、その顔ぶれは多彩であり、多様性に富むMicrosoftの一面をよく表している。

 Boden氏の経歴も同様に多彩である。英国籍の両親のもとに米国で生まれた同氏は、英国のサウスポートで育った後、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアの高校に通った。コンピュータに興味を持った最初のきっかけはTandy TRS-80であった。Deloitte ConsultingからMicrosoftに転職すると、デスクトップとサーバの管理を担当した後、Windows 2000のプロジェクトマネージャーとしてセキュリティ分野に転身した。

 「ソフトウェアを管理しているよりも、セキュリティ分野の課題やめまぐるしい変化のほうが楽しかった」とBoden氏は振り返る。

 どうやら望みは存分にかなったようである。Microsoftがウェブテクノロジとともに成長するにつれ、帝国Microsoftに対する脅威もそれに比例して増大しているからである。

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