東芝は米国時間6月26日、Advanced Micro Devices(AMD)のチップを搭載した新しいノートPC製品ラインを7年ぶりに発表した。東芝は2000年以来、AMDのライバルメーカーであるIntelのみからチップを購入してきた。
「Toshiba Satellite A215」シリーズは、「AMD Turion 64 X2 Dual-Core Mobile Technology Gold Edition TL64」や「AMD Turion 64 X2 Dual-Core Mobile Technology TL56」などAMDのデュアルコアプロセッサを搭載する。
東芝は、AMD製チップを採用する理由として、消費者や小売業者からの要求があったことを挙げた。2年前、Intelは日本で独占禁止法に違反したとして公正取引委員会による調査を受けている。複数のPCメーカーに他社製品の購入を見合わせるよう依頼された複数のPCメーカーのうちの1社が東芝だった。
Intelは最終的に、日本の公正取引委員会の主張するリベートの見返りとしてPCメーカーに競合企業のチップを採用しないよう要求する行為を廃止することで、公正取引委員会と合意した。同社は公正取引委員会の勧告には応諾しているが、同委員会が主張する事実を認めるものではないとしている。
「Satellite A215-S4767」には、AMDのハイエンド向けチップであるAMD Turion 64 X2 Dual-Core Mobile Technology Gold Edition TL64が搭載され、指紋リーダを備える。価格は小売価格で約1300ドル。
「Satellite A215-S4757」は、AMD Turion 64 X2 Dual-Core Mobile Technology TL56を搭載し、価格は約900ドル。
両製品とも2048MバイトのDDR2 SDRAMメモリ、250GバイトのシリアルATAハードディスクドライブ、LabelFlashに対応したDVD SuperMultiドライブ、15.4インチワイドスクリーンディスプレイを搭載。そのほか、Atheros製の802.11b/g対応のワイヤレスチップ、ATI Radeon X1200グラフィックスチップ、ウェブカメラとマイクも備える。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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