インデックスは6月22日、おサイフケータイをかざすだけで、サイト誘導やアプリ起動を実現するリーダ端末「sumomo(スモモ)」を企画開発し、販売を開始したと発表した。
sumomoは、モバイルFeliCaの特性を活かした新しいおサイフケータイソリューション。おサイフケータイをsumomoにかざすと、面倒なURL入力やアプリのインストール、QRコードリーダ起動を行うことなく、自動的にサイトに誘導される。また、メールアドレスの入力をしなくても、自動的に空メールを送信したり、トルカ(クーポン)の受信や、アプリの起動などが実行される。
イベントや店頭、駅など、集客が見込める場所にsumomoを設置することで、従来よりも簡単にモバイルサービスの利用機会を促進できる。また、おサイフケータイ端末に搭載されているFeliCaチップの番号を管理し、端末の設置場所やモバイルキャリア別に、日時や場所、属性、ケータイをかざした回数、サイト誘導数などを認識できるなど、マーケティングツールとして活用できるという。
現在、おサイフケータイの普及台数は約3000万台になり、2007年度末には約4770万台に達すると予想されている。また、従来、ケータイサイトにユーザーを誘導する場合には、ユーザーによる何らかの操作が必要であり、より簡潔なの誘導方法が望まれていた。sumomoは、このような背景から開発されたとインデックスでは説明する。
インデックスでは、今後、sumomoをソリューションとして活用することで、店頭向け会員サービスやコミュニティーサービスなど、企業の事業拡大を支援するとしている。
たとえば、店舗へ来店したお客様をsumomoでサイト誘導し、クーポン発行やポイント管理を実現する「簡易店舗支援リューション」や、SNSパッケージと連動した「会員コミュニティソリューション」を提供していく予定。また、テレビ放送とも連動した新マーケティング手法を企画開発し、新規顧客の開拓を狙っていくという。
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