超スリムな携帯電話の開発もサムスン電子の得意とするところだ。2007年4月には自らが打ち立てていた世界最薄記録を破る、厚さ5.9mmの携帯電話が発表された。スリム携帯シリーズの「Ultra Edition 5.9」は、同社による高集積ハードウェア設計技術「SSMT(Smart Surface Mounting Technology)」と部品改良により、実現したものだという。あまりにも薄いと壊れやすいのではないかと心配だが、Ultra Edition 5.9では、素材にマグネシウムとガラス繊維強化プラスティックを使用して耐久性を強めている。
世界で一番薄い携帯電話。ボタンを押しても押した感覚がほとんど感じられないことも薄い携帯電話の問題とされるが、この端末はボタンを押すたびに小さな振動が起こるようになっている。