今回紹介する「YP-K5AB」は、本体をスライドさせると、スピーカーが現れる独特なデザインのデジタルプレイヤーだ。販売はサムスンダイレクトショップのみとなる。
欧米では、携帯電話や薄型テレビ「Bordeaux」シリーズでデザイン的な評価も高く、今回のYP-K5ABも、スタイリッシュな仕上がりとなっている。
まずは、同梱品から見ていこう。本体、ヘッドフォン、USBケーブル、音楽管理ソフトのインストールCDとなる。
ヘッドフォンには独自の「Bass Enhanced イヤホン」を採用。ボーズの「TriPortIE」とよく似た形状で、奥まで押し込まず、耳に乗せるようにして使う。そのため圧迫感やタッチノイズが少ないのが特長だ。
付属のヘッドフォンとしては、とても良くできている。音質も「TriPortIE」と似ており、中低域が太く伸びて、しっかりとした印象だ。ボリュームを絞っても細部まできちんと聞こえる。
本体に音楽を転送したり、充電をする際は、USBケーブルでPCと接続する。電源ケーブルは付属せず、充電をする際はPCとの接続が必須となる。
黒の鏡面仕上げが施されたプレイヤー本体は、ブルーライトの操作パッドとシンプルな画面表示で、デザイン性が高い。欧米では“デザインのサムスン”というイメージが浸透してるのも理解できる。サイズは厚さ18.1mm、長さ47.5mmと折りたたみタイプの携帯電話と同等で持ちやすい。
操作はタッチパネル方式を採用しているためか、上、左、その間にあるバックボタンと、それぞれ位置が近く、押し間違えることも。ブラインド操作をするまでには慣れが必要だろう。
なお、本体取り出し時などにタッチパッドの誤操作を防ぐため、操作を終了後は、プレイヤー上部のホールドスイッチを常に入れておいた方がいいだろう。
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