MEDIA SKINはau design projectによって作られたデザイナーズケータイだ。今回のデザイナーはプロダクトから空間、グラフィックスまで手がける吉岡徳仁氏。表面処理と塗料により2種類の異なる触感を楽しむことができるコンセプトは、MEDIA SKINというネーミングに帰結している。
端末のサイズは50mm × 110mm、高さ13.1mm。昨今の薄型端末と呼ばれるケータイは11mm台だが、それでもシンプルな造形であるため、13.1mmのMEDIA SKINの薄さは数値以上の印象だ。薄型ケータイも、幅が広かったり、長さがあったりで、薄くはあってもコンパクトとは言えない端末が多い。しかしこのMEDIA SKINは、薄さを極めてはいないが、今出ているケータイで唯一「コンパクトである」と表せるのではないか。
端末のスタイルは折りたたみ型やストレート型ではなく、フリップ型。古くからのケータイユーザーにとっては懐かしいカタチだ。フリップを閉じるとダイヤルキーやソフトキーはすべて隠れ、外装と同じ材質が黒いディスプレイに並ぶ。側面などにはボタンが用意されていないので、フリップを閉じての操作はできない。ただ、フリップの開閉には着信応答や終話といった機能割り当てがあるので、むしろ不便さは感じない。
端末の先端には赤外線ポートの黒い窓が開いており、ディスプレイとともに、外装とは違う素材感が存在している部分だ。右側面には通信ポート、充電端子が並び、左側面には角形イヤホンジャックとmicroSDポートが用意されている。端末の手前側の側面には何もない。裏面には131万画素パンフォーカスカメラとスピーカー、EZ FeliCa読み取り部が用意されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス