UPDATE ニューヨーク発--「iPhone」の発売を間近に控え、AppleとAT&Tの小売担当らは、発売日当日の短時間での売り切れと大規模な混雑に備えていると述べた。iPhoneの発売日は米国時間6月29日となっている。
Apple StoreとAT&T Storeの従業員らによると、6日現在、発売日に何台そろえられるのか分からないという。1店舗あたり40台しか入荷しないだろうと推測するブログもある。
AT&T Storeタイムズスクエア店の販売担当は匿名で、この台数は、特にニューヨークのような大都市の店舗にとっては、少ないようだと述べた。同氏は、最近発売されたResearch In Motion(RIM)の「Blackberry Curve」の場合は、タイムズスクエア店への入荷が20台であったと明かした。同店では20台をすぐに売り尽くし、後日約100台のBlackberry Curveを追加で入荷した。
セールス担当らは、発売に際し大規模な混雑を予想しているとも述べている。iPhoneを間違いなく真っ先に購入できるように、店舗の前で夜を明かす人が多数いるだろうという。
タイムズスクエア店の関係者は「もし私だったら、ニュージャージーの小さな店舗など、誰も知らないような販売店に行くことを考えるだろう」と述べた。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏も、テクノロジ専門家のArianna Huffington氏に、Apple Storeよりも行列が短いであろうAT&T Storeに行くことを勧めている。
2007年1月に発表されたiPhoneは、AT&TとAppleのウェブサイト、約2000のAT&T小売店舗、全米約200店舗のApple Storeでのみ販売される。また、両社とも予約は受け付けていない。iPhoneには2つのモデルがあり、4Gバイトモデルは499ドル、8Gバイトモデルは599ドルで、いずれもAT&Tとの2年契約となる。
Forrester ResearchのアナリストであるCharles Golvin氏は、特に熱狂的なAppleファンの間で、iPhoneの発売に際し激しい興奮が起こるであろうという意見に同感だと述べた。
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