Golvin氏は、「少なくとも発売当初の段階で、iPhoneの需要が高いことは間違いない。『Mac OS』の新バージョンが発売されると、多くの人が押し寄せて購入する。Microsoftが『Vista』の新バージョンを発売しても、そのような需要の高まりは見られないだろう」と述べた。
Appleファンは、実際、早い時間から行列を作ることで知られている。Appleがマンハッタンで2店舗目となる小売店を5番街にオープンした2006年には、行列の先頭に立つというだけのために、多くの人が徹夜で行列を作った。風雨をものともしなかった人たちの多くは、新店舗に入った後に何か製品を買う計画さえなく並んでいた。彼らは、イベントに参加するためだけにやってきた。
Appleは高い需要を維持するために一時的な品不足を作り出す計画なのだといううわさも、最近流れている。同社の広報担当はうわさについてコメントせず、ユーザーが製品に期待を寄せていることは同社にとって喜ばしいと述べた。
AT&Tの新CEOである Randall Stephenson氏が2007年3月に、同社のウェブサイトにはiPhoneについてすでに100万件以上の問い合わせが寄せられていると述べていることから、期待を寄せているどころの騒ぎではないのかもしれない。マンハッタン5番街にあるAT&T Storeの販売担当は6月6日、1日100本以上の電話があり、来店者からもiPhoneの入手法に関する問い合わせを少なくとも100件は受けていると述べた。
Appleは、2008年末までに1000万台のiPhoneを販売することを見込んでいる。Golvin氏は、Appleが国際的に販売を開始すれば、これは達成可能な目標であると述べた。同氏は、iPhoneの売れ行きは断続的なものになるだろうと予想している。Golvin氏によると、初期の販売は、熱狂的なAppleファンによるものになりそうで、次は、製品のレビューが出てくるのを待っている人や、現在利用しているキャリアとの契約が終了するのを待っている人たちからなりそうだという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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