Bloombergによると、Dellが自社ブランドの液晶ディスプレイ(LCD)テレビの販売を停止するという。
Bloombergは匿名の情報源からの情報として、Dellは2007年6月に自社のテレビ販売を取りやめてPC事業にさらに注力し、他社ブランドのテレビの提供は継続すると報じている。
Bloombergの報道に対し、Dellの反応は冷ややかだ。Dellの広報担当Bob Pearson氏は、「当社は、この先どうするかという憶測を行わない」とした上で、37インチ型以下のDellブランドのテレビに加え、40インチ型から46インチ型のソニー製LCDテレビをDellのウェブサイトで販売するとした2月の発表から、何も変更はないと説明した。将来、さらにブランドが追加されるという。
このところDellで多くの変化が起きていることを考えると、仮にDellがテレビ戦略を変えても驚くようなことではない。Dellは2006年秋に世界のPC市場でトップの座を奪われ、最近は不振にあえいでいる。状況を好転させるべく、Dellは2007年1月、最高経営責任者(CEO)をKevin Rollins氏から創立者のMichael Dell氏に交代させ、ほかに新しい役員を迎え、5月にはWal-Martの店舗でデスクトップ機の販売を開始すると発表した。これは、消費者への直接販売という同社のモデルからの、重大な方向転換だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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