Dellは、この秋にたくさんの新製品を発表する予定だが、まずその第1弾として、コンシューマ向けの低価格デスクトップコンピュータ、26インチのLCDテレビ、そしてビジネス向けのカラーレーザープリンタ製品をリリースした。
同社はプリンタ分野への参入を進めているところであり、またライバルメーカーと先を争ってデジタルホーム向けに設計した家電製品を投入しようとしている。この分野は今年の年末商戦で弾みがつくと期待されている。
Dellは米国時間31日、Intelの最新版CeleronもしくはPentium 4プロセッサを搭載した低価格デスクトップ「Dimension 3000」を発表して、秋のシーズンの口火を切った。
Dimension 3000は、旧機種のDimension 2400をわずかに上回る価格設定となっているものの、機能のほうも強化されている。たとえば、Dimension 2400には最小128Mバイトのメモリしか積まれていなかったが、3000では256Mバイトに増えている。同モデルに搭載されるプロセッサやチップセット、メモリも前モデルよりわずかだが値段が高い。
Dimension 3000は、2.4GHzのIntel Celeron D 320プロセッサ、256Mバイトのメモリ、40Gバイトのハードディスク、CD-ROM、DellブランドのA215スピーカと17インチCRTモニターという構成で549ドルとなっている。しかし、Dellは同社のコンシューマPCを一層魅力的なものにするために、よくパーツのアップグレードや送料を無料にしたり、リベートを提供している。
Dellは同日、26インチのLCDテレビも発表した。ワイドスクリーンのW2600の価格は1999ドルで、コントラスト比500対1、解像度1280×768ピクセル、視野角170度となっている。
Dellは家電分野への取組みを強化することによって、GatewayやHewlett-Packardのようなライバルメーカーと競争することを狙っている。メーカー各社がターゲットにしているのは、PCで制御可能な装置を使ってホームシステムをアップグレードしたいと考える消費者だ。 Dellは、この秋にプラズマテレビを投入し、液晶TVの品揃えを拡大する計画をすでに発表していた。現在同社は、23インチLCDモデルをおよそ1400ドル、30インチモデルを2500ドルで販売している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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