C2cubeとイー・ガーディアンは6月5日、自然言語認識エンジン「ConciergeCube(コンシェルジュキューブ)」関連サービスの普及に向けた戦略的パートナーシップ契約を締結した。両社の技術を生かし、それぞれの製品の拡販や精度の向上を目指す。
ConciergeCubeは、C2cubeが独自開発した自然言語認識エンジン。独自のアルゴリズムを使うことで、口語調などのあいまいな日本語も高精度に処理できるというもの。具体的には、日本語の文章や会話に含まれる約4000語の「機能語」と呼ばれる特徴的な基本語のみを使って、人間が実際に考える方法に近い形での構文解析を実現しており、ブログ記事やSNS記事などの口語調の日本語文章の構文解析に適しているという。
C2cubeではこの技術を生かし、ブログからクチコミ情報を集めて数値化し、ランキング表示するクチコミ高感度計算サイト「BuzzTunes」を運営している。
今回のパートナー契約の締結により、C2cubeはイー・ガーディアンが運営するブログ・SNS・掲示板などの調査サービス「CGMリサーチャー」に対して、BuzzTunesからブログ解析データのAPIを提供する。一方、イー・ガーディアンは、ConciergeCubeを使ったサーバの販売や用途開拓において同社の事業ネットワークを用いた協業を展開する。
両社では今後、ConciergeCubeを活用したC2cubeの製品やサービスの拡販と、CGMリサーチャーにおける解析精度の向上を目指す。
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