C2cubeは4月2日、ファンコミュニケーションズとブログ記事の好感度分析に関する技術で提携したことを発表した。
今回の提携により、C2cubeの好感度分析サービスである「BuzzTunes API」サービスを、ファンコミュニケーションズの各種サービスに向けて提供。第1弾として、4月からサービスを開始したファンブログにおいて、「BuzzTunes API アフィリエイトレコメンドモジュール」を使った実験を開始する。
C2cubeは、独自の機能素解析アルゴリズムによるConciergeCube自然言語解析エンジンにより、ブログ記事の内容からクチコミ情報を解析し、そこに記載される言葉のクチコミ好感度をリアルタイムに計算するサイト「BuzzTunes」を運営。日本国内の約375万URLのブログから、毎日更新される約70万の記事をクロールし、リアルタイムに構文解析し、「BuzzTunes DB」としてデータベース化している。
C2cubeの企業向けサービスであるBuzzTunes APIサービスでは、このBuzzTunes DBのデータを活用できる有料APIサービスを提供。今回の実験に用いられるBuzzTunes APIアフィリエイトレコメンドモジュールは、アフィリエイト事業者向けの、アフィリエイト商品のレコメンド用APIで、ブロガーが書いた記事を自動解析することで、記事の中に出てくるキーワードだけでなく、好感度も考慮し、適切なアフィリエイト商品を自動レコメンドする機能を備えている。
これまでブロガーがアフィリエイト広告を設定する際、膨大な商品の中から自分で検索を行い、商品を見つけ、ブログに掲載する作業が必要であった。このAPIサービスにより、簡単に商品の広告を設定することが可能。ブロガーが書いた記事の中で、もっとも好感度が高いキーワードに関連するアフィリエイト商品がレコメンドされるため、記事の内容に沿った商品の掲載が行われ、コンバージョン率の向上も期待できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」