日立製作所の都市開発システムグループと日立ビルシステムは6月1日より、通学路での緊急事態発生時に児童が通報できるセキュリティシステムを開発、全国の学校向けに発売する。
新システムは、児童が重さ約31gの小型サイズの緊急通報端末を所持して、不審者に遭遇した場合に端末のストラップを引くだけで、学校など事前に設定した1次連絡先に緊急通報が発信されるというもの。通報を受信後にの専用ウェブサイトにアクセスして、通報場所を確認することができる。
また、万一に備え、日立ビルシステムのカスタマーセンターが緊急通報を24時間365日バックアップ受信、1次連絡先に通報の受信確認を行い、確認ができなかった場合には、契約警備会社など別に指定した2次連絡先に必要情報を通知する。なお、2次連絡先は曜日や時間帯によって変更が可能という。
学校はすでに日立ビルシステムが学校向けに提供、学校内への不審者進入時に職員室へ緊急通報できる校内緊急通報システム「学校みはり番」と連動し、大型LEDによる警報表示器に通報を表示することもできる。
緊急通報端末の通信にはPHS回線を使用。卒業や入学に伴う登録情報の変更などの運用管理は、日立ビルシステムのカスタマーセンターがサポートするため、全国の学校で大規模な設備投資を行わずに導入が可能という。
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