1977年に製作された映画「スター・ウォーズ」の30周年記念が、きわめて2007年的な形で祝われようとしている。ビデオマッシュアップだ。
スター・ウォーズの第1作目が映画館で上映されてから30年目となる米国時間5月25日、同作品の公式ウェブサイト「StarWars.com」がデザインを一新する。新サイトの特徴の1つは、同作のファンがシリーズ全6作の映像と音楽をリミックスしたり、自作映像と組み合わせたりすることのできる機能だ。そうして作ったクリップは、同サイト上でほかのファンと共有するばかりでなく、自分のブログやソーシャルネットワーキングサイトのプロフィールに埋め込むことも可能だという。
認定リミックスツールは、ここ数カ月間で一躍人気の販促キャンペーン手段となった。無料の宣伝活動としても役立つし、著作権侵害で告訴される心配をせずに、ファンが作品の映像や音楽を流用できるという点もその魅力である。スター・ウォーズのサイトで使用されているリミックス用プラットフォームは、Eyespotのもの。Eyespotは、多くのポップ歌手やコメディアンのStephen Colbert、ブロードウェイミュージカル「Spring Awakening」などのリミックスツールも開発している。
映像の利用に重点を置いたスター・ウォーズの新サイトは、単なるマッシュアップを超えた存在になるようだ。スター・ウォーズを生んだLucasfilmの一部門、Lucas Onlineが運営する同サイトには、スター・ウォーズ関連のビデオクリップが数百点集められたライブラリが追加されるという。例えば、公式のドキュメンタリー映像や、長年開催されている「Star Wars Fan Movie Festival」に出品された一部の作品、インターネット限定コメディ番組「Chad Vader: Day Shift Manager」などのファンが作った映像が保管されていく予定だ。Matt Sloann氏とAaron Yonda氏が制作したChad Vaderは、もしもダース・ベイダーに食料品店で働くダメな弟がいたらという設定のコメディだ。
Eyespotは米国時間5月24日に声明を発表し、数カ月以内には、StarWars.comにゲームやソーシャルネットワーキングサイトといったマルチメディア機能がさらに加わることを示唆している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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