アイティフォーは、ECサイト構築パッケージ「ITFOReC」にオプションとして「気づかせ機能」パッケージを8月下旬から発売する。価格は検索エンジン込みで一式1500万円から。
このオプションパッケージは、「タグ・マーケティング」と呼ばれる手法を使用して“接客するECサイト”を実現するというもの。ECサイト側であらかじめ各商品に「本格派」「シンプル」「なめらか」など、商品にふさわしいタグを付与しておく。気づかせ機能では、このようなタグを顧客にも付与することで、顧客にふさわしい商品を検索、リコメンドするという仕組みだ。
具体的には、顧客が検索時に使用したタグや、購入した商品に付与されたタグを記憶していくことで、その顧客に適した商品を自動的にリコメンドする。また、記憶されたタグから類似している人を見つけ出し、その人がどのような商品を買っているかを表示したり、好みのタグに類似した商品の入荷のメールによる通知、人気のタグをランキング表示して興味を持たせるといいたことが可能になる。
これにより、あたかも店員が接客しているかのような買い物をECサイトで体験してもらうことが可能になり、顧客の満足度が高まりECサイトの売上増につながるとしている。なお、記憶された顧客タグは任意の期間で自動的に忘れる仕組みとなっている。
これは、タグを選んだ時点では重要だった項目も時間経過とともに薄れていくための配慮。特に季節やトレンドまたは誤った操作で付いてしまったタグの消去にも有効で、売上分析にも有効としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」