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ジミー・ウェールズ氏、Second Lifeに現る - (page 3)

文:Daniel Terdiman(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年05月23日 08時00分
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 ところが、私のやることであるため、すでにこれを「Google最大の悪夢」と記事にしている雑誌があります。これはよかった。私の母は10部買いました。しかし少しやりすぎです。

――つまり、そういう呼び方をするには早すぎるということでしょうか。あるいは、比較をすることさえまだ適切ではないということでしょうか。

 その通りです。Googleは当面の間は枕を高くして寝られます。比較をするのは構わないと思います。われわれは、高品質で完全にオープンソースの検索エンジンを作ろうとしています。これが成功すれば、Googleは検索市場で多くの競合相手を持つことになるでしょう。しかし、Googleは広告市場を支配していれば、これらの競合相手を検索事業のパートナーとして扱うことが可能です。その場合には、われわれはGoogleはかつてこの星の広告市場の中心ではなく、検索エンジンであったということを思い出し、くすくす笑うような日が来るかも知れません。

――ユーザー生成コンテンツについて伺います。これは、WikipediaについてもSecond Lifeについても大きな役割を果たしています。まだ、ユーザー生成コンテンツの恩恵にあずかっていない業界や技術で、今後恩恵を受けるものがあるとすればどれでしょう。

 私が予想するに、ドキュメンタリー映画の分野ではいくつかの素晴らしいコミュニティベースのプロジェクトが出てくると思います。この分野では、特定の話題やイベントや日について、世界中で共同で撮影を行うことができ、オープンなプロセスでその結果を編集して説得力のある結果を作れるのではないでしょうか。

――(聴衆の)Kellie Amiga氏から次のように質問がありました。「学術分野でのWikipediaの役割についてどう考えていますか。私はMBAの学生であり、一部の教授はわれわれがWikipediaを情報源として使うことを奨励しており、一部は禁止しています。Wikipediaの役割は時が経てば変わるのでしょうか」

 われわれの提言に最終的には従ってくれる大学があることを嬉しく思います。というのは、Wikipediaはスタート地点としては非常によいのですが、学術的な仕事の情報源としては問題がある場合も多いからです。ただし、ブリタニカ百科事典についても私はおなじ評価ですが。適切に使われれば、これは非常に良いものになりますが、注意深く、分別を持って使う必要があります。

――このWeb 2.0の動きは10年後も見られると思いますか。

 私にはそれは奇妙な質問に思えます。Web 2.0はバブル2.0に変わるだろう、というのはジョークとしては面白いと思いますが。何らかの形の市場からの修正があれば、評論家たちは大いに騒ぐでしょう。しかし、私は基本的な傾向が大切だと考えています。コミュニティの参加の可能性が現実になり始めているという傾向です。しかし、新しいものは常にありますし、時代は常に終わるものです。

――MacArthur Foundationが、E.O. Wilsonの生物百科事典--あるいはそういうプロジェクトに対して1000万ドルの援助を行っていることについて、どう思われますか。これはWikipediaにどう影響しますか。

 それは大きなお金ですね。その多くが無駄になることは確実でしょう。しかし、そのプロジェクトは貴重でよいものに聞こえます。これは、フリーの文化の動き全体の利益になるかも知れません。フリーコンテンツは、誰にでも何の目的でも再利用可能です。彼らが適切なライセンスを使うのであれば、そのコンテンツをWikipediaで再利用することもできるでしょう。大きな影響になるかも知れません。

――Wikipediaには170万の項目があります。どうやってそれを全部書いたのですか。

 コーヒーをたくさん飲みました!

――匿名の聴衆から、「Wikipedia」という言葉を思いついたのは誰かという質問がありました。

 (Wikipediaの共同創立者である)Larry Sangerがその言葉を思いつきました。これは、「Wiki」から来ており、さらにその言葉は「素早い」を意味するハワイ語である「wikiwiki」から来ています。最初のwikiは1995年にWard Cunninghamによって作られました。このwikiを百科事典プロジェクトに使おうとした最初の人物は、(Bomisの従業員である)Jeremy Rosenfeldです。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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