logo

ジミー・ウェールズ氏、Second Lifeに現る - (page 2)

文:Daniel Terdiman(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年05月23日 08時00分
  • 一覧
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

――偽の情報とは、どんなものを指しますか。

 漠然とした、特に出典があるわけではない「どこかでこういうことを聞いた」というような情報です。これは、その記事の主題が生きている人を対象としており、その人が非常に有名なわけではない場合に、特に問題になります。こういうものはWikipediaのそこかしこの記事で見られるのですが、これは悪意があってのことではなく、単なる不用意さから出ています。

――Wikipediaのライトユーザーに対してそういう問題について教育し、コンテンツの品質を高めようという考えはありますか。

 Wikipediaのライトユーザーは実際には問題ではありません。彼らの教育は、かなりよくできています。むしろ本当の問題は成長しつつある内側のコミュニティです。ただ、ここでは批判も擁護もしません。単に、コミュニティから問題が起こっているということを述べているだけです。過去1年から2年間は、次のレベルの品質に至るためにはどうしたらいいかという内部での議論が多くありました。

――何カ月か前、ユーザーがフロントページを編集できる機能の可能性について話されていましたね。それについては今どうなっていますか。

 これはまだプログラミングと検証の段階です。これは「安定したバージョン」と呼ばれているもので、もっとよい名前を探しているのですが、基本的なアイデアは保護や半保護の利用をさらに減らして、編集可能な範囲を増やすというものです。その一方で、リスクの高い記事を、知られていないユーザー(利用開始から4日以下のユーザー)の編集は、知られているユーザーの許可か追加編集がなければ反映されない状態に置くというものです。

 ユーザーインターフェースの問題は多くありますが、適切に処理されており、この7年間で初めてトップページを編集可能にできるようになっています。しかし、これは公共物に対する破壊行為の処理に関するものであって、「次のレベルの品質」に関するものではありません。そして、それは実際にはコミュニティの水準の問題です。これはいつでも実現可能な状況のはずですが、状況の詳細にについては私は知りません。

――Wikiaについて伺います。Wikiaについてよく知らない人のために、簡単に説明して頂けますか。

 Wikiaは、Wikipediaのモデルを利用し、百科事典やその他の参考文献/教育の記述を超えた、「図書館の残りのものやマガジンラックに入っているもの」に拡張するという試みです。例えば、http://secondlife.wikia.comを訪問し、それを編集してみてください。どうですか!

 にぎわっている素晴らしいコミュニティも多く、その一部はさらに成長しています。一部は悲しく、人も少ない状況で、これは迷い犬のように誰かが引き取る必要があります。Second Life Wikiaがその例です。 強く成長するまで、面倒見なくてはなりません。それに加え、われわれは検索エンジンプロジェクトも持っています。このプロジェクトは、これまでにやった仕事に対しては不釣り合いなくらい多くの注目を集めています。

――Wikiaが営利活動であることは、コンテンツに影響していますか。

 コンテンツには全く影響がありません。われわれはWikipediaのようにはコンテンツに介入していません。これはコミュニティに委ねられています。ある意味ではこれは間接的にコンテンツに影響を与えているかも知れません。というのは、非営利組織として自分たち自身に対するサポートを行う能力のなかったコミュニティをサポートしているからです。501(c)(3)団体が、Second Life wikiをサポートできるだけの寄付を集められるというのは、想像しにくいことです。とにかく、それはまだ起こっていません。

――Wikipediaの参加者は、自分たちの貢献が非営利の活動のためのものだと知っています。Wikiaは営利活動ですから、それがユーザーが貢献しようとする際の動機に影響するのではないかと思うのですが。

 そういう影響は今のところありません。それは、Wikipediaがなければ出てこない質問なのではないかと思います。Yahooに対して、ユーザーが掲示板を使うかどうかなどということは聞かないわけですし。

――検索プロジェクトについて伺います。先ほど、進行状況には不釣り合いなほどの注目を集めているという話がありました。それはどういう意味ですか。

 重要なのは、「クラウドソーシング」という言葉で人が何を考えるかです。これは品のない概念で、ユーザーがこれを何故やるのかとういうことが、誤解されてしまうでしょう。ですから、検索プロジェクトについては、Jabberの創設者であるJeremie Millerを雇ったということを発表しているだけです。そして、どう進めていくかについて積極的に議論しているところです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]