スコットランド国立図書館はその蔵書をデジタル化し、オンラインで提供するという360万ドルのプロジェクトを立ち上げた。
1925年に設立された同図書館は、中世の書籍から最新の小説にいたるまで、英国内のあらゆる出版物を保有している。
また、同図書館は稀少書籍のみでも100万冊を保有している。こういった書籍の多くはオリジナルの出版物であり、その年代は1455年にまで遡る。こういったコレクションの中心はスコットランドの資料である。
同図書館の情報およびコミュニケーション技術マネージャーであるDavid Dinham氏は、蔵書を電子的に保存することで、書籍を災害から保護するとともに、稀少かつ貴重な書籍を一般の人々に閲覧してもらいやすくすることができると述べている。これまで、痛みの激しい古い書籍はその保護が優先され、一般の人々の閲覧が制限されていた。
このプロジェクトの一部はGlasshouse Technologiesが担当することになっており、同社は蔵書の保存に必要な100テラバイトの新しいストレージインフラの設計と実装に関するコンサルタントサービスを提供することになる。
Glasshouse Technologiesは、コンサルタントとして、図書館がスコットランド行政部からの資金を得るための支援も行う。同社は2009年までこのプロジェクトにかかわっていくとされている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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