The Bill & Melinda Gates Foundationは、「U.S. Libraries Initiative」の新5カ年方針を発表した。U.S. Libraries Initiativeは、低所得地域の公立図書館が情報技術の発達に追従できるよう支援するプロジェクトである。Gates Foundationは1997年、公立図書館の利用者すべてがインターネットにもアクセス可能になることを目指して、各地の図書館とパートナーシップを結びはじめた。Gates Foundationの発表によると、この目標は大部分が達成されたが、低所得地域の図書館は現在、情報設備の維持とアップグレードに苦慮しているのだという。
新しい方針では、4大目標を掲げている。より多くの図書館が定期的にコンピュータ機器をアップグレードできるよう支援すること、米国内の図書館で高速インターネット接続の提供率を上昇させること、図書館職員に研修とテクニカルサポートを提供すること、各地の図書館がコンピュータと接続回線への持続的な投資に動けるよう法務研修を実施し図書館の情報設備の有益性に関する研究を行うことである。Microsoftの共同設立者Bill Gates氏と妻のMelinda氏が設立したGates Foundationは、発展途上国の情報設備のための「Global Libraries Initiative」も手がけている。Global Libraries Initiativeも最近拡大され、2006年12月には3億2800万ドルの援助が発表されている。Gates Foundationはこれまで米国公立図書館に3億2500万ドルを出資してきたが、新方針における数字は示されなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」