ライブドアは5月8日、企業向けマーケティングリサーチサービス「BizMarketing サーベイ」が実施した“suica/PASMOの利用実態と利用意向についてのアンケート調査”の結果を公表した。
調査の結果、現在、suicaを所有している人は60.8%。うち、電車を週1回以上利用している人は全体の79.7%で、バスを利用している人は26.1%だった。
また、suicaとPASMOの相互利用サービスが開始された2007年3月18日以降に新たにsuica/PASMOを購入した人は、全体の22.2%。そのうちの31.6%が今までsuica/PASMOを所有したことがなく、今回初めて購入したという。
現在、suica/PASMO乗車券を所有している人のうち、相互利用サービス開始後に新たにsuicaを購入した人は2.8%。一方、PASMOを購入した人が28.1%だった。suicaからPASMOに乗り換えた人は20.8%にのぼった。
乗車以外での利用経験について、suicaを3月18日以前から使用している人は、「コンビニエンスストア (駅構内)」(45.0%)が最多。一方、39.7%が「乗車以外で使用したことはない」と回答している。また、3月18日以降に初めて購入した人では、「コンビニエンスストア (駅構内)」(5.9%)、「自動販売機 (駅構内)」(4.0%)という結果となり、76%が「乗車以外で使用したことはない」と回答している。
1回のチャージ金額について、suicaの所有経験のある人は「3000円」(29.4%)が最多。一方、3月18日以降の購入者では「1000円」(25.0%)と回答した割合がもっとも高かった。
オートチャージサービスへの利用意向では、「利用する予定はないが、今後利用してみてもいいと思う」(38.4%)がもっとも多く、以下の「利用したくない」(29.3%)、「利用を考えている」(15.5%)、「すでに利用している」(9.3%)を大きく引き離している。また、自動的にチャージされる金額の設定について、希望する額は、「3000円」(28.3%)、「1000円」(25.2%)、「2000円」(20.2%)、「5000円」(18.3%)の順となっている。
1カ月以内に電車、もしくはバスを利用したことのある人で、suica/PASMOを所有したことがない人を対象に、その理由をたずねたところ、「電車/バスをあまり利用しない」が28.4%でトップ。「自分がよく利用する駅の改札が、suica/PASMOに対応していないから」という理由はわずか3.6%にとどまった。
また、どのような点が改善されたらsuica/PASMOの利用を考えるかをあわせてたずねた結果、「デポジット(500円)が不要になる」(30.6%)、「本人以外が使えないようにセキュリティ面が強化されたら」(21.2%)の回答が続いたが、一方で、41.3%が「特にない」 と回答している。
調査は、2007年4月9日〜13日の間、livedoorリサーチのアンケートモニターで首都圏エリアの10〜50代の男女を対象に実施。有効回答数1425件。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス