日立、「PASMO」をマンションの鍵として利用できるシステムを発売

 日立は3月14日、パスモの電子マネー機能付きICカード乗車券「PASMO」を、マンションの鍵として利用できるITマンションシステムの販売を開始した。

 今回販売を開始した、PASMO対応ITマンションシステムは、日立のITマンションシステム「net@ITEM」上で、PASMOを利用できるようにしたもので、マンションの集合玄関、エレベータ、住戸玄関にPASMO対応のカードリーダを設置して利用する。

 PASMOによる個人認証で、集合玄関での入館管理、エレベータの利用制限、住戸玄関や共用部扉の電気錠制御を行い、不審者の進入を抑止。集合玄関から入館すると同時に、エレベータが自動的に基準階となる1階に移動し、スムーズに入館できるほか、夜間のエレベータ居住階直行運転、宅配ロッカーを通じた荷物の受け取りも可能となる。

 また、携帯電話などモバイル機器を活用し、インターネットに接続することで、外出先から住戸玄関の施錠状態の確認・施錠、エアコンや給湯器、床暖房など、住宅設備機器の遠隔運転制御、ホームセキュリティの警戒セットの状況確認及び警戒セットなどが可能。ホームセキュリティの防犯センサーが作動した場合や、家族の帰宅、宅配ロッカーへの着荷、不在時の来訪者などの情報は、携帯電話などにメールで通知する。

 さらに、日立のカスタマーセンターが、24時間365日、エレベータや防犯カメラをはじめとするマンション内設備の遠隔監視、入居者からの問い合わせの受信業務、情報配信サービスなどを実施。設備の異常を感知した場合には日立ビルシステムが、防犯上の異常を感知した場合には提携の警備会社が緊急出動する。

 なお、PASMOのサーピス開始となる3月18日から、「Suica」との相互利用サービスも開始。相互利用対象のマンションにて、Suicaをマンションの鍵として登録することも可能となる。

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