MicrosoftおよびNovellは米国時間5月6日、両社が結んだLinuxに関する提携に、初の主要システムプロバイダーとしてDellが加わることを発表した。
今回の提携においてDellは、「SUSE Linux Enterprise Server」のライセンスをMicrosoftから購入し、「Dell Linux」ユーザーではない既存のLinuxユーザーをSUSE Linux Enterprise Serverに移行させるためのサービスおよびマーケティングプログラムを設立する。そして、このマーケティング活動は、相互運用性ワークショップ、移行に関するコンセプトの証明、移行サービスという3点を対象に実施される。
DellのProduct Groupでソリューションズ担当バイスプレジデントであるRick Becker氏は、「われわれの目的は、顧客のIT業務の簡略化を支援するためのソリューションを提供することである」と述べ、「Dellは、今回の共同事業においてMicrosoftおよびNovellと提携する最初の主要システムプロバイダーだ」と説明した。
MicrosoftとNovellは2006年11月に提携を発表している。この提携には、プロプラエタリ製品であるMicrosoftのWindowsをオープンソースコードベースであるNovellのSUSE Linuxと連携させるための支援、互いの製品の販売促進、さらに顧客がNovellのオープンソース製品を安心して使えるよう特許に関連した事項が含まれていた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」