ライブドアは5月8日、すでにクローズドベータ版として運用している新たなブログサービス「nowa」を、5月末より一般ユーザーに提供開始すると発表した。
ライブドアがこれまで提供してきた「livedoor Blog」は中・上級者向けの高機能なサービスという位置づけだが、nowaはライトユーザー向けに機能性よりもシンプルな操作性を重視しているという。
記事やプロフィールの公開範囲を設定できる機能、リアルタイムコミュニケーション機能「ナニシテル?」などを備えたnowaは、「安心してブログを楽しみたい」「ブログで仲良くなりたい」といったライトユーザーのニーズに応えた。
公開範囲の設定にはSNS機能を用いる。気になるユーザーを「お気に入り」に登録し、相手も自分を登録すれば「フレンド」関係となり、ブログへのコメントやメッセージのやり取りを行える。お気に入りやフレンドになったユーザーのブログは、SNSのように自分のページに新着記事として表示される。
またお気に入りやフレンドになったユーザーとの間では、お互いの現在の状態を伝え合う機能「ナニシテル?」を利用できる。書き込んだ状態はログとして蓄積されるため、一言で更新できるブログとしても利用可能だ。
ブログに対するスパム防止策には「ノワエン」というポイント制度を採用した。このポイントは、他ユーザーにメッセージを送ったり、コメントを書いたり、フレンドではないユーザーをお気に入り登録するときなどに必要となる。ノワエンはnowaでブログ記事を書いたり、お気に入り登録されたりすることによって貯まるため、スパムコメントやメッセージなどの抑止に機能するという。
携帯電話からも、記事やコメントの管理、記事閲覧、メッセージ、レポートなどといったnowaの大半のサービスが利用できる。ドコモ、au、SoftBankの3キャリアに対応している。
そのほか、動画・商品に関するレビューを投稿・閲覧することができる。今後はブログに書いてある内容を集約し、同じ趣味を持つユーザーが交流する商品別クチコミポータルサイトとして利用できるように機能を向上させていく予定だという。
ライブドアはサービス開始後半年間で50万件以上のブログ開設を見込んでおり、幅広いユーザー層を取り込むことで、クチコミメディアとしての広告価値を高めていく計画だ。なお、主な収益源はコンテンツマッチ広告と、商品情報を持つ企業からのアライアンス広告費を見込んでいる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス