Googleは4月20日、携帯電話向けのパーソナライズドサーチをまもなく日本でも開始することを明らかにした。ユーザーの利用履歴をもとに、表示する検索結果を変える。同日東京都内で開催されたモバイルコンピューティング推進コンソーシアム主催「次世代モバイル技術セミナー」の講演内で明らかにしたもの。
パーソナライズドサーチは、ユーザーが過去に入力したキーワードなどをもとに検索結果を変えることで、ユーザーが求める情報にたどりつきやすくすることを狙っている。例えば、過去によく東京の天気を調べていたユーザーには、「天気」と入力するだけで東京の天気を上部に表示したり、「レストラン」と検索した際にも東京にあるレストランの検索結果を表示したりする。
携帯電話はPCに比べて表示画面が小さく、表示できる検索結果の数が限られている。このため、よりユーザーの意図に合った検索結果を表示することが求められている。米GoogleプロダクトマネジメントディレクターのDeep Nisher氏は「たくさんの情報を表示して、ユーザーが要らないものを自分で削っていくのではなく、ユーザーの行動履歴からその人が求めるものが最初に出てくるようにする必要がある」と話す。
4月10日に開始したモバイルGmailでも同様の機能が取り入れられている。モバイルGmailではメールの送信先を選ぶ際に頻繁に使う連絡先が上位に来るようになっている。
携帯電話向けのパーソナライズドサーチは3月に北米で開始している。日本での具体的な開始時期については明言を避けている。
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