サイボウズは4月18日、製品開発と販売戦略に関する戦略策定を目的として、エフティコミュニケーションズと業務提携を行うと発表した。
サイボウズは1997年の創業以来、ウェブサイトを活用した直接販売を主に行ってきたが、2002年9月からは販売経路を増やすため販売パートナー制度を導入してきた。
今回の業務提携により、エフティコミュニケーションズの子会社で、全国の中小企業に対してOA機器や通信機器の設置・保守工事を行うジャパンTSSの販売ノウハウやサポート業務基盤を活用。従来の販売方法では難しかった「これからIT化を目指そうとしている中小企業」へのアプローチを図り、新たなビジネスソフトウェア市場の開拓を目指す。
また、サイボウズからはビジネスアプリケーションとそれに付随する業務ノウハウを提供し、将来的にはジャパンTSSとともに中小企業向きの商品開発なども検討するとしている。
なお、今回の業務提携を推進し、ジャパンTSSとサイボウズの今後の関係を確固たるものとするために、サイボウズはジャパンTSSの実施する第三者割当増資を引き受ける。発行新株式は普通株式2万株で取得価格は1000万円、払込期日は4月25日となっている。
同時に、エフティコミュニケーションズも、ジャパンTSSの第三者割当増資を引き受け、14万株を取得する。新株式取得後の持ち株比率は、エフティコミュニケーションズが88.89%、サイボウズが11.11%となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果