インターネット広告配信を手がけるオプトリンクスは4月10日、行動ターゲティング広告「アクトマッチ広告」を4月末をめどに販売すると発表した。
行動ターゲティング広告とは、利用者のウェブ検索や閲覧履歴の情報を分析し、その利用者の興味に合わせた広告を配信するもの。アクトマッチ広告では、利用者に広告配信専用ソフト「オプトサーブ」をインストールさせ、オプトサーブでウェブ履歴の解析や広告配信をする。
通常の行動ターゲティング広告では、閲覧中のウェブサイトに利用者の興味のある内容のバナー広告などを表示するが、アクトマッチ広告では、閲覧中のウェブサイトに近い内容の広告がポップアップで表示される。
オプトリンクスが1月25日から2月15日に行ったアクトマッチ広告の実験では、通常のバナー広告に比べてクリック率が約10倍だったという。また、新作ソフトの広告を配信したところ、一般的なウェブ広告のコンバージョン率は約1〜2%とされているが、実際にソフトをインストールした人の割合は5.1%となった。
オプトリンクスでは、無料ソフトのポータルサイト「オプトメディア」の運営も行っている。利用者がオプトメディアでゲームや画像編集ソフトなどをダウンロードすると、バンドルされたオプトサーブがインストールされる仕組み。
今後は、2008年春までに100〜150万人の利用者獲得を目指す。
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