デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)とアイメディアドライブは2月7日、特定の企業サイトを閲覧したユーザーに向け、ほかのウェブサイトでもその企業の商品に関する広告を表示するサービス「行動ターゲティングbyクライアント」を開始した。
行動ターゲティングbyクライアントでは、広告主である企業サイトを閲覧したユーザーの行動履歴を収集し、専用サーバに蓄積する。専用サーバでは、それらの行動履歴をアイメディアドライブのバナー広告サービス「impAct」に提供。impActを導入するウェブサイトは、ユーザーが過去に閲覧した企業サイトに関する広告を絞り込んで表示する。
DACによると、企業サイトを閲覧するユーザーは、その商品などに強い関心を抱いている可能性が高く、関連する広告を表示すれば購入や資料請求といった行動をとる確率が高い。また新サービスでは、ユーザーが過去に企業サイトでどのようなページを閲覧したかということまで把握でき、様々な需要に合わせた広告表示が可能という。
このサービスでは米国の行動ターゲティング広告(BTA:Behavioral Targeting AD)大手Revenue Scienceの技術を採用する。DACとアイメディアドライブは、すでにRevenue Scienceの技術を使ったBTAを提供しているが、従来のサービスが主に潜在ユーザー層の掘り起こしを目的としたことに対し、新サービスは顕在/既存ユーザー層への訴求に向いたものとなる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」