Apple TVのメインメニューはムービー、テレビ番組、ミュージック、ポッドキャスト、写真。つまり、ビデオiPodと同じ。写真はiTunes側でどの写真(MacだとiPhoto、Aperture、あるいは指定したフォルダ内の画像)を使うか選んでおくと自動的に転送される。
使い方は簡単。使うのはとても小さくて薄いiPod shuffleスタイルの操作系を持つリモコンだけだ。レスポンスはよくメニューはシンプルなので、使い方にとまどうことはないだろう。ムービーを選ぶとiTunesに登録してあった映像がリストアップされる。AppleTVの解像度はフルHDではなく、1280×720ピクセル(いわゆる720p)。
ちなみに、iTunesStoreでダウンロードできる映像コンテンツは、当初はビデオiPodに合わせた320×240サイズだったが、2006年秋から640×480にグレードアップしている。AppleTVを使ってテレビで映しても遜色ないクオリティにするためだ(逆に、古い320×240サイズの映像は粗くてつらい)。事実、ミュージックビデオをこれで見てもかなりキレイである。
ムービーを選ぶと一番上に「iTunes Top Movies」「劇場映画の予告編」がきて、その下に保存されている映像コンテンツが表示される。上の2つは、iTunes Storeに直接つながっている。リアルタイムでそのときの人気の映画と、映画の予告編がストリーミングで見られるのだ。これはなかなか楽しい。何気なくインターネットでストリーミングである。
ただし、これらは「米国のiTunesStore」ものだ。日本では映画本編も予告編の配信も行われてないから(Pixar社のショートムービーだけは日本でも買える)。残念だが、日本の現状が現状なだけにしょうがない。ちなみに米国のiTunesStoreで販売されている映画はVGAベース。ワイドスクリーンの映画だと640×272ピクセルだが、これを720pのワイドテレビで見ても……すごくきれい。たぶん、H.264のエンコーディングが非常に巧妙で、なおかつAppleTVの拡大処理が巧いのだろう。たぶん、DVDで観るよりきれいではないかと思う。
2番目のTV番組も同様。一番上に人気番組のリストは出るが、その下のコンテンツ欄は(日本ではたぶん)「空」だ。なぜなら、日本ではテレビ番組配信がされてないからだ。ちなみに、米国では大量の番組が配信されている。現在進行形の流行ドラマのみならず、ウインブルドンテニスやスーパーボール、初代スタートレックまで幅広い品揃えだ。中には日本製アニメもあった(もちろん英語吹き替え済み)。
日本では自分で映像を用意することになる。これについてはあらためて後述する。
次回は、音楽やミュージックビデオ、ポッドキャスト、他のiTunesからのストリーミング機能などについてお伝えする。
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