フリッカーの創業者フェイク氏、コミュニティ精神を語る - (page 2)

文:Daniel Terdiman(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年04月04日 08時00分
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――Yahoo、Google、Microsoft、AOLなどの企業が、Second Lifeの仮想世界や3Dウェブモデルから学ぶべきことはなんですか。

 見るべきものは多くあります。コミュニティと他の人たちとの相互作用の力、創造への愛。Second LifeやFlickrでは、人々が参加することができます。以前は、エンターテインメントはハリウッドやレコード会社にいる人たちが、われわれが何が必要とし何を欲しているかを判断して作られた、大量生産コンテンツでした。今では、みんな自分で作ったものや自分の友達に強い愛情を持っているでしょう。これには何か本質的なことがあります。

――South by Southwestでは、Twitterが大流行でした。そういうことには、理想的な環境した。多くの影響力のあるギークが小さな会場に集まり、お互い何をやっているかを言いたいと思っており、みんなTwitterの流行について話し、それについてブログを書く。これは例外的な状況ではないだろうか、小さな企業は自分たちの製品がこんな風に一度に爆発すると計算できるのだろうか、と考えてしまいました。

 そういう種類のことは決して計算できません。われわれは、Flickrのコミュニティで一人一人を大切にしています。わたくしとチームは参加した人、一人一人に挨拶し、紹介して回り、チャットルームに長居しました。

 コミュニティを作ることは、非常に手間のかかるプロセスです。初期のFlickrは、コミュニティからのフィードバックの協力を得て作られました。われわれの方からフォーラムに1日50回も投稿したものです。メンバーが例えば1万程度になれば、ユーザーが互いに挨拶をするような十分強い文化を作ったと言えるかも知れません。ある意味では文明を作るようなものです。

 そこには文化と慣習、そして「ここで何をするか」という感じがなくてはなりません。ユーザーが互いに挨拶をし、助け合い、荒らしにすぐに対処し、ゴミを排除し続けていれば、その場所に文化が芽生えます。そうなれば、大きくなれます。

――Lem Skallさん(聴衆)からの質問です。YahooはSecond Lifeについて何か計画はありますか。

 わたくしは何も知りません。ただ、われわれのグループでは、ハックの日と呼ばれる、社員が24時間なんでも好きなものに取り組んだり、プロトタイプを作ったりしていいという機会を設けています。その最後には、製品のデモをやります。その時には、Second Life関係のものも多くありました。

――Jeremy Neumannさん(聴衆)からの質問です。South by SouthwestではBruce Sterling氏が、ブログやポッドキャスティング、動画やその他の参加メディアについて、民間芸術になぞらえながら、批判的な見解を示しました。問題なのは、参加して共有することなのでしょうか、ユーザー生成コンテンツの達するべきレベルを上げてしまっているのでしょうか。

 ローリングストーンズになろうという人はいませんし、ホワイトスネークですらいません。こういうものの「聴衆」は普通、友達や家族のような人たちです。ホワイトスネークの水準で評価の対象するようなものではありません。そういうわけで、この点ではわたくしはBruce Sterlingには賛成しません。一方で、そういう家族写真や地下の部屋で即興で演奏したMP3のようなものの中にもダイヤの原石はあります。そして、ソーシャルネットワークは、そういう本当にすばらしいものを浮かび上がらせるとてもよい手段です。

 Flickrの面白さは、それを実現するいい方法です。写真に関係する人間の活動全てを見て、どれが一番面白いかを決めるのです。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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