KDDIは、組み込み用通信モジュールの新モデル3機種を、4月2日から法人向けに販売を開始する。業務用車輌、産業機械、重機・建機、電力・ガスメーター、ハンディターミナル、セキュリティ端末、カーナビなどに組み込むことを想定した製品となっている。
発売する通信モジュールは、京セラ製の「KCMV-200」「KCMX-100」、およびセイコーインスツル製の「WM-M200」の3機種のラインアップとなる。これにより、利用用途やニーズによって最適なものを選ぶことができる。
全機種に、通信モジュールとして国内で初めてGPS位置測位機能を標準搭載した。また、製品側から送出されるデータを自動的にTCP/UDPプロトコルに変換する「プロトコル変換機能」を搭載し、製品開発時のコスト低減や開発期間の短縮が可能になっている。
KCMV-200は、CDMA 1X WINに対応し、最大2.4Mbpsの高速大容量データの送受信が可能であることが特徴。これによって電子看板などへの画像データのやり取り、工作機械などへの大容量プログラムの配信、カーナビへの地図データやコンテンツ配信などを短時間で行える。またWM-M200は、従来モデルより約26%の軽量化がなされており、ターミナルアダプタや決済端末などの機器への組み込みが容易になり、機動性を向上できる。
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