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インテル、第2世代版「VPro」に搭載のセキュリティ技術に自信

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年03月16日 17時18分
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 Intelは2007年後半に、企業向けデスクトップ技術「VPro」の第2世代版の発売に合わせて、セキュリティ技術「LaGrande」をリリースする。

 初代VProブランドPCは、2006年に発売された。VProブランドのPCは、管理が容易で、ネットワークに対する攻撃の影響を受けにくい設計になっている。VProは、モバイルPC向けのCentrinoや家庭用エンターテインメントPC向けのViivと同様に、Intelがプロセッサ、チップセット、ネットワーク技術などの製品群を包括する目的で提供する、いわゆる「プラットフォーム」ブランドだ。

 Intelのデジタルオフィスプラットフォームマーケティング担当ディレクターMike Ferron-Jones氏によると、企業が購入する全てのPCがVProモデルというわけではないが、大半の企業がVProモデルの利用拡大につながる試験計画を立てているという。「われわれは、VProを一般に利用されているビジネス用PCの性能を一段階高める技術と位置づけている」(同氏)

 Weybridgeという開発コード名で呼ばれる第2世代VProの大きな特徴として、あるセキュリティ技術が挙げられる。この技術は、かつてはLaGrande Technology(LT)というコード名で呼ばれていたが、現在はTrusted Execution Technology(TXT)という正式名が付けられている。Intelは2002年から、このLaGrande技術を大々的に宣伝してきた。

 セキュリティは、大企業のシステム管理者にとって大きな問題だ。従来、管理者らは、森林火災のように、あるコンピュータから別のコンピュータに拡散する恐れのあるワームやウイルスを常に警戒する必要があった。しかし、LaGrandeの誕生以来、多少のリスクは残っているものの、その種の攻撃は徐々に減少した。Ferron-Jones氏によると、LaGrandeは他のセキュリティリスクの抑止にも役立つという。

 Ferron-Jones氏によると、TXTは3つのコンポーネントを含んでいるという。第1に、TXTは、Trusted Platform Moduleと呼ばれる保護領域にソフトウェアのデジタル指紋を保存する。そして、そのソフトウェアが実行されるたびに、ソフトウェアが安全であることを確認するために、ソフトウェアがその指紋と一致するかどうかを確認する。第2に、アプリケーションのメモリへのアクセスを遮断し、他のアプリケーション、オペレーティングシステム(OS)、ハードウェアがそれを変更できないようにする。第3に、アプリケーションがクラッシュした場合、TXTはメモリやオンチップキャッシュ内のデータを無効にし、悪意あるソフトウェアが残りのデータを収集できないようにする。

 次世代VProには、もう1つのセキュリティ機能として、Intel Active Management Technology(AMT)の新バージョンが搭載されている。このAMTの新版は、ワームの増殖を未然に阻止する。現在のVProシステムでは、サードパーティー製のプログラムと組み合わせて利用しなければならなかったが、Ferron-Jones氏によると、次のバージョンには疑わしいネットワークトラフィックを検知するための一部の基本機能が組み込まれるため、感染の可能性のあるPCを企業ネットワークから隔離することが可能だという。

 「Weybridgeプラットフォームを購入すれば、もれなく基本的なフィルタリング機能が付いてくる」(Ferron-Jones氏)

 また次世代VProは、新機能として、新たに2つのリモート管理標準をサポートする。1つは、Web Services Managementと呼ばれる標準で、もう1つは、Desktop Mobile Working Group(DMWG)と呼ばれる委員会が策定した標準だ。

 2007年後半に、次のVProを搭載したデスクトップPCが発売される。モバイルPCに関しては、Ferron-Jones 氏によると、2007年第2四半期に「Centrino Duo」モバイルプラットフォーム(開発コード名:Santa Rosa)に初代VProが搭載され、2008年に第2世代VProが搭載されるという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ

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